家族が増えました
7月の事です。
我が家に新たに家族が増えました。
JACK(ジャック)♂。
「シェットランドシープドック」4歳。
どうぞよろしくお願い致します。
JACKが我が家にやって来る迄、「シェットランドシープドッグ」と言う犬種がどんな犬かよく知りませんでした。
そこで、今回はJACKについてと「シェットランドシープドッグ」についてのお話です。

シェットランドシープドッグって?
「シェットランドシープドッグ」は、「シェルティ」という愛称で親しまれている犬種です。
イギリス最北端のシェットランド諸島原産の牧羊犬で、ラフ・コリーやボーダー・コリーと同じく、スピッツやスパニエルが祖先と考えられています。
19世紀後半、島を訪れたイギリス海軍の兵士が本土に持ち帰った事がキッカケになり、それ以来、「島のお土産」として有名になりました。
イギリスのケネルクラブで犬種として1909年に認められましたが、当時は「シェットランド・コリー」と呼ばれていました。
ラフ・コリーとの混同を避ける為に現在の「シェットランドシープドック」に改名されました。
「シェットランドシープドッグ」についてのお話は次回に続きます。
JACK(ジャック)
こうして「シェットランドシープドッグ」について書いているうちにJACKについて再確認している自分が居ました。
私自身、JACKについて何も知らなかったんだなぁと思いました。
JACKは私の実家の犬でした。
飼い主が脚を悪くして散歩が困難になったので引き取る事になりました。
散歩に行けなくても愛情があれば衣食住の心配はありません。
でも、JACKは「シェトランドシープドック」と言う牧羊犬です。
羊を追って走り回るのが仕事です。
散歩に行けないまま過ごす事は出来ません。
まだ4歳の元気盛りのオス♂。
愛情があっても飼い主のエゴで繋がれたままで居る事もネグレストや虐待に繋がる事なのだと説明をしました。
(※ネグレクト(neglect)とは、児童虐待、障碍者虐待、高齢者虐待、患者虐待、育児放棄、育児怠慢、監護放棄、ペットの虐待や飼育放棄等を意味しています。)
迎えに行った日、JACKは自分のケージが片付けられ、リードやブラシ等がまとめられている様を側でじっと座って見ていたそうです。
ここを離れると言う事を頭では理解していたのだと思います。
ギュっとハグをされて「お姉ちゃんと幸せになるんだよ!」と言われて、私の車に乗り込みました。

新しい犬生
JACKにとって私は時々やって来て散歩に連れて行ってくれる「お姉ちゃん」でした。
実家に帰ると故郷の海に遊びに行ったり、子供の頃に遊んだ場所を探検しに付き合ってくれる同志でした。
もっと早くに私が決断をして連れ出してあげれば良かったと言う気持ちや自分の身内からこう言う形で保護犬を迎える事になった事の恥ずかしさがありましたが、これからの時代にはこう言った形での保護も多くなって行き、思い悩む方も多くなるのではないかと思い、blogに書く事にしました。
遅かったのではないかと後悔するよりも今こうして一緒に居る事、これから未来を楽しんで行く事に目を向ける方がずっとJACKの為なのだと感じています。
JACKは我が家にやって来て、カフェにはアルバイトの若いお姉ちゃんが沢山居て、自分が思っていた「お姉ちゃん」はオバちゃんだった!とビックリした事でしょう。
ニセモノ「お姉ちゃん」=私との楽しいドライブの後、知らない場所に連れて来られて3日間声が枯れる位遠吠えをし続けました。
ご飯も残して食欲もありませんでした。
ヒトも動物さん達もたとえどんな環境で育ったとしても、環境が変わると言う事は劣悪な環境から良い環境に変わったとしても日々生活して来た場所から新しい環境で生活と言う事は大きなストレスと不安があるのだと感じずにはいられませんでした。
初日は私の腕枕にピタッとくっ付いたまま離れる事無く眠りました。
何処に座って良いのか、何処に居たら良いのか、毎日私の後ばかりくっ付いていましたが、先住のハスキー達やにゃんこ達が様々な事を教えてくれている様で少しずつ新しい環境に慣れ始めています。
JACK自身もここで生きて行くのだと自覚が出て来たのだと思います。
二人で散歩する時は、自分のリードを咥えて私の迄グルグルと走り回り、真っ直ぐ歩いたり走ったりしてくれない危なっかしい困った子でした。
でも、ハスキー達とのお散歩の時には真っ直ぐ前を見て歩調を合わせて一緒に歩いています。
時々、お調子に乗って以前の様にリードを咥えるやんちゃな一面も見せますが「郷に入れば郷に従え」なのでしょう。
大型犬と同等に歩いている姿はたくましさを感じる事もあるのです。
JACKの新しい犬生は始まりました。
どうぞこれからもJACKをよろしくお願い致します。
