コンビニにて
先日の事です。
コンビニのレジに行くと、レジの向こうに私の好きなアニメキャラの商品らしき物を発見しました。
つい、店員さんに「あれは何ですか?」と聞いてしまいました。
チョコレートを2個購入すると好きなボールペンが1本付いて来ると言うキャンペーンでした。
すぐに売り場に戻ってチョコレートを2個抱えて再びレジに並んでしまいました。
実は、この日は母親の病院に付き添いで、院内のコンビニで診察待ちの時間に母親のお茶を買いに行った時の出来事でした。
待合室で食べる訳にもいかないチョコレートの箱はかさばる存在になってしまい、母親に呆れられてしまいました。
でも、既に私の脳裏にはこの事をいち早く伝えたい人がちらほら浮かび始めていました。
こういう時、SNSってとても便利です。
伝えたら皆さんとても喜んで下さって早速コンビニに行ってみると言って下さいました。
どのキャラクターにするか等が話題になり、楽しいコミュニケーションが取れました。

オタクで良かった事
逆に。
コンビニに行った時に、このキャンペーンを見て私を思い出してくれた人も居ました。
連絡しなくちゃ!でも、もう知っているかな?
と私を思い出してくれていたそうです。
これは、私がこのアニメのオタクだから思い出して頂けたのです。
私のオタクっぷりは大した事ではないかもしれません。
ほんのちょっとかじっている位かもしれません。
でも、自分の好きな事で自分の事を思い出してくれる人が居るってステキな事だと思いませんか?
若い頃は、オタクと言われるのが怖くてこのアニメが好きな事はあまり人に言った事がありませんでした。
特にロボットアニメなんて観ている女の子は少なかった時代なので友達で共通話題に挙がる事はありませんでした。
占いもアロマも好きだから続けていられるマニアと言えば聞こえが良いけれど、広い意味でこちらでもオタクなのかもしれません。
好きだから続けて行ける、その好きな事で自分の事を思い出してくれる人が居る。
そして、自分も思い出す人が居る。
そんな幸せに感謝です。
そして。
このボールペンを見て、釘付けになっている方にも出会いました。
コロナの影響もあるのでなかなかそんな会話にならないかもしれませんが、その方も後で思い出してニンマリしてしまうかもしれないなぁと思いました。
コミュニケーションツール
以前、このアニメを全く知らない女性が、ただガムが欲しくてコンビニのレジ付近で何も見ないで手に取ったガムがこのアニメ仕様だったそうです。
デスクにそのガムを置いて仕事をしていたら、ろくな会話をした事もない怖い上司が彼女の目の前で立ち止まってこのガムを見ていたそうです。
「ガム、食べます?」
とガムを差し出したら、満面の笑みでお礼を言って丁寧に両手で受け取って嬉しそうにガムを食べたそうです。
それからよくお話をする様になってお仕事が前よりスムーズに進む様になったそうです。
本当は、このアニメを知らなかった彼女も上司の影響で少し詳しくなった様です。
ヒトって話してみないと分からない知らない顔がたくさんある事。
話してみたら優しい上司だった事をその女性は楽しそうに話してくれました。
オタクと言えばちょっと聞こえが悪く感じる方も多いかもしれませんが、立派なコミュニケーションツールだと感じたお話です。
自分の中のオタク発見してみませんか。
新しい何かが始まるかもしれません。