今週のカード
今週は、「吊るし」のカード。
「吊るし」が出ている時は、まだまだ自分の考えが固定観念にとらわれていると感じた方が良いと思います。
「吊るし」は常識にとらわれない、ヒトと違う観点で客観的に見る目を養ってほしいと言っています。

見た目で判断しない
ヒトはどうしても視覚にとらわれてしまいがち。
見た目や人のうわさで判断して思わぬ落とし穴がある事も十分あり得ると思って下さい。
目に見える事をしっかり見るのも大切。
でも、本質を見極める心の目を大切にして行きましょう。
他人の芝生
他人はとかく良く見えるもの。
ヒトと自分を比較するのはこの辺りで止めてみましょう。
ヒトにはヒトの、自分には自分の人生があり、顔で笑っていても心では泣いていたり、何か悩んでいたりするかもしれません。
幸せそうに見えても口に出さないだけで何かしら背負っている事もあるのです。
コロナの影響で人間関係が大きく変化しつつある時代です。
人間の本質が分かり始めています。
こんな時だからこそ、ヒトを見る目をしっかり養って行きましょう。
自分が誰と付き合って行くのか。
本当に自分の事を大切に考えてくれているのは誰なのか。
そして、自分自身が誰を大切に思っているのか、自分は何を目指しているのかをきちんと理解しましょう。

バレンタインデー
聖セントバレンタインデーですね。
「愛の告白」の日で日本ではチョコレートをプレゼントする習慣になっていますが、海外ではチョコレートをプレゼントする習慣、愛の告白をする習慣はあまり見られません。
日本にはあまり習慣がなのですが、大切な人にメッセージカードを送るそうです。
元々のバレンタインデーの歴史は、ローマ帝国時代にさかのぼります。
ローマでは、2月14日は女神ユーノの祝日。
ユーノーは神々の女王であり、家庭と結婚の神です。
当時、ローマ帝国皇帝が愛する人を故郷に残した兵士がいると士気が下がるという理由で、兵士たちの婚姻を禁止していました。
キリスト教の司祭進化論(バレンタイン)は、婚姻を禁止されて嘆き悲しむ兵士たちをあわれんで内緒で結婚式を行っていました。
やがてそのウワサが皇帝の耳に入り、怒った皇帝は二度とそのような行為をしないようウァレンティヌスに命令しました。
そして、ウァレンティヌスは皇帝の命令に屈しなかったため、処刑される事になってしまいました。
その処刑の日は、ユーノーの祭日の2月14日があえて選ばれたそうです。
このためキリスト教徒にとってもこの日は祭日となり、「恋人たちの日」となったのだそうです。

バレンタインの習慣
バレンタインの習慣も年々変わって来ています。
昔は、本命にだけチョコレートを渡す、義理であちこちに配り歩かなけれないけなかった、友達同士等々、時代によってプレゼントする相手やプレゼント内容も変化しています。
そして、時代とともにチョコレートへの考え方も変化しています。
お菓子感覚で口にしていた甘いチョコレートが健康に良いとされ、甘くないチョコレートが開発されて、料理や酒類にも使用される様になって来ました。
時代とともにチョコレートも進化しています。
チョコレートが進化するのですから、私達も進化し続けなければいけないのです。
チョコレートへの固定概念を取り払う様に、自分自身も、そして他者への固定概念を取り払って行けば、もっと世界が広がって行きますよ。
バレンタインにチョコレートをプレゼントするのは日本人のお菓子業界のチョコレート戦略です。
凄い戦略だと思いませんか。
私達人間には知恵があります。
沢山の知恵とアイデアを活用して行きましょう。
進化論
虫も、動物もヒトもみんな少しずつ進化しています。
変わらないものなんてないのかもしれません。
私達も変わらない様に見えて全く何も変わらない事はないのかもしれません。
時代の流れと共に、私達も流れに乗って進化し続けなければいけないのかもしれません。
「吊るし」はそんな事を教えてくれるカードです。
