迷子探し
先日の事です。
近所のワンコが迷子になりました。
今回は、ご自分の大切な家族であるペットさんが居なくなってしまった時の為に何をしなければいけないかについてのお話です。

何をするか!
迷子になった時に何をすれば良いのか、何処に連絡をすれば良いのかが分からない方は多いと思います。
実は私もそうでした。
大切な家族であるペットさんが迷子になった!
その時、あなたはどうしますか?
まずは、
各市町村の警察
動物愛護センター
動物指導センター
保健所
等に連絡をして居なくなった動物さんの特徴と居なくなった場所、見つかった時の連絡先等をの詳細を伝えます。
いざと言う時に備えて自分の携帯にこの番号を登録しておくのも備えの一つです。
SNSに投稿する
ツィッターやInstagramやFacebook
等にシェアしてもらう
SNSの迷子の掲示板を利用する
周辺に張り紙をする
電話連絡をしてもらう
保護団体さんに協力してもらう
SNSを活用すると、目撃情報が入って来て拡散する事が出来るのでやみくもに歩き回って探して体力消耗したり悪い方向にばかり考えずに済む事が分かりました。

迷子の掲示板
今回、Instagramの迷子の掲示板に登録をさせて頂きました。
店内に携帯で読み込めるQR付きポスターや持ち帰り出来るカードを設置してありますのでご協力をよろしくお願い致します。

無事帰宅
今回の迷子のワンコは丸2日間失踪して明け方5時頃に自力で自宅に戻って来ました。
汚れてはいましたがケガもなく無事でした。
道路を横断したり、車道を歩いたりしていたのにひかれもせずに、本当に奇跡的です。
SNSを拡散して下さった姿の見えない皆さんの「お家に帰したい!」「お家に帰って欲しい!」「帰って来て!」と言う気持ちがワンコをお家に帰す原動力になったのかもしれません。
何をするにもヒトは一人ではないのだと感じる出来事でした。
知らないヒト同士だけれど、みんなが協力し合って見えない力が大きく働いていました。
遠方でも、仕事があってその場にレスキューや捜索に直接行けなくてもSNSで拡散する事で協力をする事が出来るのです。
そして、発見した後仕事は拡散して下さった皆様に報告とお礼を伝えるお仕事があります。
もう二度と迷子にならない様にする対策も大切です。
他人事ではなく、自分自身にもいつ起こりえるか分からないと気を引き締めた方も多いのではないかと思います。
迷子を見付けた時の注意
ひとりひとりの飼い主さんがこれが自分の子だったとしたら?と考えた出来事だったと思います。
そして、もしも目の前に迷子の動物さんが居たとしたらどう対処するのかを考えさえられた方も多かったのではないでしょうか。
迷子のワンコを見付けたら、
むやみに追い掛けてはいけません。
お家から離れて不安で敏感になっています。
驚いて逃げてしまってますます帰り道が分からなくなってしまいます。
そして、攻撃して来る可能性もあるかもしれません。
ワクチン接種をしていない事だってまれにあるかもしれません。
噛む子かもしれません。
私が今迄出会った迷子の子達はヒトが好きで自分から寄って来る子でした。
それなので運よく捕獲する事が出来て飼い主さんも警察に連絡を入れていたのですぐにお家に帰る事が出来ました。
でも、実際にはそんな子ばかりではありません。
人間にも個性や性格がある様に動物さんにも個性や性格があるのです。
可愛い姿をしていてもどんな子か分かりません。
普段と異なる状況で怖かったり興奮していていつもと違う行動を取ってしまうかもしれません。
悲しい結果の場合
あまり考えたくない事ですが、悲しい結果になってしまったとしても、同じ様に連絡をしなくてはいけません。
迷子捜索は、生きて飼い主さんの元へ帰って来るだけではなく、残念な事に亡くなってしまっている場合もあるのです。
交通事故に遭ったり、身体に良くない物を口にしてしまったり、理由は様々です。
例えばご遺体を発見してしまった時、そのままそこに放置して置く事は出来ませんし、探している飼い主さんに確認して頂かなければいけません。
同じ様に各種窓口にご連絡して頂き、SNSで情報をお伝えしたりしなければいけません。

ハスキーお馬鹿さん説
ハスキーはお馬鹿さんだと一説では言われていましたが、ハスキーを含め全ての動物さんはみんなおりこうさんです。
ちゃんと帰巣本能はあるのです。
今回の迷子になったハスキーちゃんが自力で帰宅した事でハスキーはお馬鹿ではないと驚いた方が多かったと聞きました。
動物さんはみんなおりこうさんです。
でも、あまりに遠くに行ってしまった場合に帰り道が分からなくなってしまう子は沢山居るのです。
お家に帰ろう!と思える心地良い環境。
家族として愛情を持って育てる事で芽生えて来る気持ちだと思います。
日頃からの愛情の伝え方もとても大切だと思いました。
今回の捜索に関わったすべての皆様に感謝の気持ちを込めて。
ありがとうございました。
普段から、脱走されない環境を整えたり、リードや首輪をチェックしたり、迷子札やマイクロチップ等必要最低限の事は飼い主として怠らない様にしておきたいですね。
他人事だと思わずに新調する方も多いみたいです。
そして。
私が捜索に関わった事で、一部トーマスカフェの看板犬が居なくなったと間違った情報が流れたとのお話を伺いました。
看板犬達は、今日も元気にお仕事していますよ!
ご心配して頂きました皆様、ありがとうございました。
